地震

女「関東に大きな地震がくるかもしれないんだってー」
男「んー、らしいね」
女「恐いよねー」
男「んー、でも専門家によれば確実に助かる為には今から遠くに逃げるしか方法ないらしいし、もう諦めるしかないよ」
女「・・・そっか」
男「うん」
女「で、でも電車も止まっちゃうだろうし会うのも難しくなるよねー。さびしいなー」
男「んー、そうだね」
女「もし明日とかホントにきちゃったらどうしようかー」
男「んー、自分の地域の建物が全壊もしくは半壊するほどの地震がきたなら資産を失うことになるね。その後の生活を考えるとどうしてもお金が必要になる。でもそれすら失うことになる。でも逆に考えると、自分の家が壊れ資産を失うということは、他人も家が壊れその中に資産が埋れるということになる。俺なら壊れた他人の家から現金もしくは後々役立ちそうなものをいただくかな。いわゆる盗みということになるけど、もし探索中に誰かに見つかっても非日常的な状態だけに言い訳はいくらでもできる。『この辺りに自分の家があると思って』とか『この辺は友達の家のはずなんですが友達が見つからなくて』とか言えばそう疑われたりはしないだろう。」
女「・・・そっか」
男「うん」