「お前、世間一般で言う不登校だよ」

今日はテスト一日前。だから短縮授業なので四時間で学校は終わり。具体的には12時40分に四時間目終了のチャイムが鳴り、その後SHRが終わったら帰ってよし。でも、今日俺の目が覚めたのは12時ジャスト。そりゃ行く気ないですよ。確か2学期だけで遅刻も欠席も10を越えてる。しかも遅刻してくるのが最後の六時間目の授業なんてザラなもんだから、必然的に単位が足りなくなる教科が出てくる。現代社会、体育、化学はもうヤバイらしい。でも、教師に直接「あと1回授業休んだら留年」って言われない限りヤバイと思えないんだよなぁ。
で、明日からテストだから今日は家から出ずに勉強でもするかなぁと思ったんだけど、学校に勉強道具が置きっぱなしだったことに気づく。学校休んだのに取りに行きづらいなぁと思ってたら、電話が鳴った。須田からだった。
須田 「もしもし」
俺  「もしもし、須田?」
須田 「うん。お前ちょっと今からバーミヤン来いよ」
俺  「え?なんで?」
須田 「今、豪三と一緒に勉強してるから教えてくれ」
俺  「でも、学校に勉強道具置きっぱなんだけど」
須田 「取りに行くんでしょ?じゃあついでに来いよ」
俺  「あ、そっか。じゃあ行くわ。」
てな訳で、取りに行く動機ができた。ヤッタ。

学校に着いたら男が数人まだ教室に残ってて、俺を見て笑った。「あれ?もうHR終わっちゃった?」とか軽く冗談を言って、みんなにツッコまれながら勉強道具を鞄に詰めてすぐ教室を出た。

バーミヤンに着くと、やる気がない二人がいた。てかもうバリバリ帰りますオーラが出てた。
俺  「なんだよぉ、せっかく着たのに」
須田 「てかお前学校来いよ」
豪三 「そうだよ。テスト終わってから休めばいいじゃん」
須田 「お前、世間一般で言う不登校だよ」

なんて会話をニ、三十分して帰ることになった。今日はまだ何にも食べてなくて、お腹がすいてた。何か頼みたかったけど、頼んで料理が運ばれてきた瞬間に須田と豪三が帰るのが目に見えてたから、何も頼まないで俺もすんなり帰った。

不登校って駄目なんかな?そりゃ学校嫌で鬱になって不登校になったりするのは良くないけど、俺は別に学校休んでも友達に誘われて遊んでるから別にいいかなぁとか思っちゃいます。まぁ、留年したら洒落にならんから、適度な不登校にならなきゃだなぁ。